- 金子オーナー・金子HD所有各馬の名前の由来を独自解釈 -

馬名頭文字ラ行(26頭)

ラダメス
"Radames"。
ラダメスは、ヴェルディ作のオペラ『アイーダ』の登場人物で、エジプトの将軍。
この『アイーダ』は、ヴェルディ晩年の傑作に数えられ、悟られぬよう愛し合うエジプトの将軍ラダメスと捕虜となった敵国の王女アイーダ、そして2人の関係を察知したラダメスを思うエジプトの王女アムネリアスの三角関係が招く悲恋の物語。父Green Desertの"desert"(=砂漠)からエジプトを舞台とするオペラ『アイーダ』が連想され、本作に登場する将軍ラダメスに由来する命名となったのであろうか。
前年に登録された大王カメハメハから繋がる将軍ラダメスと考えれば、馬名の繋がりのテンポの良さも感じられる。
また、既に金子HD所有馬として名付けられているオテロもヴェルディ作のオペラ・タイトルとして存在し、2頭はヴェルディ作のオペラ繋がり。
同世代には、スムースバリトンも、ドラマチックテナーも存在し、オペラ上演へのキャスティングは着々。

ラハイナルナ
"Lahaina Luna"。
"lahaina"はハワイ・マウイ島の地名で、直訳すると「ラハイナの月」。分かり易く考えれば、「(マウイ島)ラハイナから見える月」といった意味であろうか。
また、"lahaina"はハワイ語で「太陽」を意味する"la"と「残酷な」といった意味を持つ"haina"からなり、「無慈悲な(過酷な)太陽」を持つ言葉。
ちなみに、ウクレレの曲に同名のものがある。

ラパルースベイ
"La Perouse Bay"。ハワイ・ワイレアから南、南マウイにある火山の噴火により出来た景観を持つ海岸(入り江)。
海水は透明度が高く、海面が穏やかな時には格好のダイビングポイントとして知られているが、同時に貿易風の影響で時化ていることが多いことでも有名。
このラ・パルース・ベイの海面が穏やかな時には素晴らしいダイビングポイントであると同時に時化ることが多いという対比は、本馬の持てる潜在能力の高さと伝えられる気性の激しさという対比に置き換えることが出来、そう言った意味でラパルースベイという名前は、本馬の性質を端的に示した馬名と言えそうである。
尚、ラ・パルース・ベイの名前にもなっているラ・パルースはフランスの海軍士官にして海洋探検家で、本馬の父フレンチデピュティとはフランス繋がり。また、"bay"の同音異義に、本馬の外見上の毛色と同じ「鹿毛(馬)」という意味があることから(ただし、本馬の登録上の毛色は芦毛)、額面通りの「入り江」を意味する"bay"と引っ掛けて、本馬の命名に至ったものと考えることも出来よう。

ラフィカ
イタリア語で"Raffica"。意味は「疾風」。
まさに疾風のようなスピードを持った馬に成長して欲しい、というオーナーの希望が込められた名前であろうか。

ラブリーアイズ
英語で"Lovely Eyes"で、「愛らしい瞳」という意味。
本馬の瞳の輝きに由来した名前?

リバービビ
英語で"River Bibi"。ウトナイ湖から派生する美々(びび)川にちなんだ名前であろうか?
本馬は、母はRiver Erneであり、祖父はIrish River、曽祖父はRivermanと川に因んだ名前をもつ一族の出身である。

リーガルワーク
英語で"Legal Work"で、意味は「法務の仕事」といった感じ。ただし、「合法的な仕事」という意味にも解せる。
その場合の根拠は、父がAlways Fair(=常に公正)なのであるから、息子が従事するのは「合法的な仕事」な筈である、ということである。

リーディングエッジ
英語で"Leading Edge"で、意味は「最先端」。そのまま「進入線」といった意味にも捉えられようか。
ゴルフで使われるアイアンクラブのヘッド部分のソールとフェースの境界線をこう呼ぶ。
また、カイトボーディング(サーフィン)で使用されるカイトの前方の部分にリーディングエッジという個所がある。

ルガーナ
イタリア語で"Lugana"。
ルガーナはワインの産地として有名なイタリアの地名で、この地方で作られる白ワインそのものを指してルガーナということもあるようである。
とすれば、本馬の名前は、同馬の芦毛という毛色を白ワインに例えて命名されたものと考えることが出来る。母名はイタリア語で、そういった流れから本馬もイタリア語での命名となったのであろう。
ワイン作りには気候条件も重要な要素とされるが、本馬の場合は、母名でもあるベラジョルナータ(=良い天気)の中で、ジックリとその才能を成熟させていった。

ルビーマイディア
英語で"Ruby My Dear"。直訳すると、「ルビー、親愛なる者」といった感じであろうか。
ただし、セロニアス・モンクの名曲に『ルビー・マイ・ディア』という曲があるので、本馬の名前の由来はこれに因んだのものと思われる。

レイナデラダンサ
スペイン語で"Reina de la Danza"で、意味は「ダンスの女王」。"reina"はスペイン語で「女王」という意味。
母はDance for Lucyで母子はダンスつながり。

レッドアドミラル
英語で"Red Admiral"。直訳すれば「赤い提督」ということ。
ただし、"red admiral"と言えば、「ヨーロッパ・アカタテハ」という蝶の名前を指す。学術名を"Vanessa atalanta"。
本馬の名前は、この「ヨーロッパ・アカタテハ」から由来したものだと思われる。

レッドブーツマン
英語で"Led Boots Man"となるのであろうか?"Red Boots Man"とも考えられ、現段階ではスペルが分かるまで意味の特定は難しい。
ただ、前者のように考えれば"led boots"はジェフ・ベックの往年の名曲のタイトルと同じ。このジェフ・ベックのアルバム曲中にはセロニアスという曲があり、これはジャズの名手セロニアス・モンクのことを指しているものと思われる。セロニアス・モンクは本馬の母名の由来ともなっているルビー・マイディアの作曲者でもあり、母子はこういった繋がりがあるのかも知れない。
ちなみに、ジェフ・ベックは、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジと並ぶ三大ギタリストの1人として有名。

(注)JRAのHPによると、本馬の馬名の英語表記は"Red Boots Man"であり、上記由来は根本的に間違っていますが、精魂込めて調べ上げた由来なのでこのままにしておきます。こういった間違えは他にもあると思いますが、そっとしておいてやって下さい(笑)。

【英語表記が"Red Boots Man"であったことを受けての追記】
英語で"Red Boots Man"で、直訳すれば「赤ブーツの男」といった感じ。父バブルガムフェローのフェロー(英語で「男」や「やつ」といった意味)を踏襲し、馬名を"man"で結んだものと思われる。
赤いブーツを履いた男と言えば、真っ先に思い浮かぶのはサンタクロース。そしてサンタクロースと言えばプレゼント。
サンタクロースを連想させる馬名を授かったからこそ、本馬にはみんなの夢を叶えてくれるようなビッグプレゼントを期待せずにはいられないものである。
尚、"boot"には額面通りの「ブーツ」、「長靴」といった意味の他に、俗語で「新兵」といった意味があることから、本馬の馬名は、「赤い新兵」といった意味にも解せよう。

レッドバーチヒル
英語で"Red Birch Hill"。"Japanese red birch"といえば、「エンジュ」という木の名前であり、意味は「エンジュ(の木)の丘」といった感じであろうか。
父はTimber Countryであり、父子は「樹木」つながり。
尚、アメリカ・ニュージャージー州に"birch hill"という名の有名クラブも存在するようである。

レディオーキッド
英語で"Lady Orchid"。"orchid"はランの花を意味し、花言葉は「美女」。
母レディインのレディを受けての命名と考えられ、本馬が栗毛の美しい牝馬であることからもピッタリの命名。

ロイヤルパーム
英語で"Royal Palm"で、これは「ダイオウヤシ」のこと。
勿論ハワイでもお馴染みで、王族を示すロイヤルがついているように、かつてのハワイ王朝ゆかりの木であるという。
父の母Blue Avenueの"avenue"(=「通り」、「並木道」)から、そこに繁茂するロイヤルパームがイメージされて命名に至ったものであろうか。

ログキャビン
英語で"Log Cabin"で、「丸太小屋」のこと。
父はWoodman(=木こり)であり、父が刈った木で出来た「丸太小屋」と解することが出来る。
ちなみに、ログキャビンは、ハワイ・オアフ島の北岸、サーフィンの聖地とも言われるノースショアーに存在するサーフポイントとしても知られる。

ロケラニ
ハワイ語で"Lokelani"で、"loke"と"lani"に分割して意味を採ると「天空のバラ」と訳せるピンク色の小さなバラ。ハワイ・マウイ島のシンボルフラワーともされる。
母ワイルドフラワーから連想される野生の花繋がりの命名で、全姉サバクノバラとはバラ繋がり。花の一族出身の、バラの姉妹の1頭。

(注)JRAのHPによると、意味は「ハワイ・マウイ島の州(島)花」ということで、その部分を加筆させていただきました。

ロココ
フランス語で"Rococo"。語源は、「人工洞窟の貝殻装飾」という意味を持つ『ロカイユ』という言葉から。
ロココ様式とは、18世紀フランスを中心に広まった装飾様式で、バロックと新古典主義の中間に位置する様式。

ロジシャン
英語で"Logician"で、「論理学者」という意味。
父はRoyal Academy(=英国王立美術院)で、感性に訴えかける父とは裏腹に、息子は理詰めで説き伏せる論理学者へと育っていった。

ロッキーアピール
英語で"Rocky Appeal"。ロッキーをロッキー山脈と解釈すると、「ロッキー山脈の魅力」となる。
ただ、"rocky"には「不安定な」といった意味もあり、父の訴えは"valid appeal"(=妥当な訴え)であるのに対し、本馬の訴えは「妥当性を欠く訴え」であると解することも出来る。

ロリポップドライブ
英語で"Lollipop Drive"。"lollipop"とは「棒につけたキャンディ」(いわゆるチュッパチャップスみたいな飴のこと)のこと。
F1の指示標識の形がこれに似ていることから、この指示標識を「ロリポップ」と呼ぶことがある。
本馬の名前は、このロリポップを意識したドライビング、ということ?

ロンサムコンドル
英語で"Lonesome Condor"となり、意味は「孤独のコンドル」といった感じであろうか。
日本競馬から抜け出し、欧州で孤独な戦いを続けた父エルコンドルパサーの存在そのものを象徴する名前とも言える。
尚、ロンサムコンドルをスペイン語訳すると"Condor Solitario"といった感じになり、同名のアンデス音楽が存在する。

ローザロッサ
イタリア語で"Rosa Rossa"で、「赤いバラ」という意味。

ロージーミスト
英語で"Rosy Mist"。"rosy"は「バラ色の」、「明るい」、「有望な」といった意味。
素直に訳せば、「バラ色の霧」という意味に解することが出来る。

ローンサイプレス
英語で"Lone Cypress"で、「1本杉」のこと。淋しげな感情、哀悼を示す象徴とも言える。
この"Lone Cypress(ローンサイプレス)"は、カリフォルニアの名物観光スポットでもある。本馬の名前もこれに由来したものだと思われる。