- 金子オーナー・金子HD所有各馬の名前の由来を独自解釈 -

馬名頭文字マ行(19頭)

マウイジャカランダ
"Maui Jacaranda"。ジャカランダは世界三大花木の1つとされる南米原産の樹木で、アルゼンチンの国樹。
マウイジャカランダという本馬の名前通りハワイでも見かけることが出来、「ハワイの桜」の異名もあるという。
この『(ハワイ)マウイの桜』が、日本の桜の季節に、桜の舞台で大きなつぼみをつける、そんなシーンを期待せずにはいられない。
ちなみに、世界三大花木というと、ジャカランダの他にカエンボク、ホウオウボクを指すとされる。

マジシャン
英語で"Magician"で、意味としては「魔術師」や、そのまま「マジシャン」といった感じ。
レースで見せるマジックは幻惑する大逃げか、息を呑む後方一気か…。マジシャンのマジシャンたる由縁は如何に。

マックザナイフ
英語で"Mack the Knife"。
"Mack the Knife"は、エラ・フィッツジェラルド作のジャズアルバムのタイトルにもなっている楽曲の名前。ミュージカルや映画にも同名のものがあり、勿論本馬の母マックホープの名前から連想された名前だと思われる。

マヒオレ
ハワイ語で"Mahiole"で、これは鳥の羽で装飾された冠のこと。
父アドマイヤベガの『ベガ』は、アラビア語の"al-nasr al-waqi"の"waqi"を語源とする言葉とされ、その意味は「降り立つ鷲」といった感じ。
この『ベガ』の意味を受けて考えれば、本馬は、降り立った鷲(=ベガ)の羽をあしらって作られたマヒオレという関係が浮かび、父アドマイヤベガの名前を受けての命名であることが意識される。
尚、同世代にはフェザーケープもおり、本馬とは(王族の)装飾品繋がりの命名となっている。

マリンバ
"Marimba"。打楽器のマリンバからであろう。母はポップシンガーで、母子は音楽繋がり。
マリンバはアフリカのバントゥー語で、"ma"は複数を示し、"rimba"は「棒」を意味する言葉であるという。つまり、マリンバは、「多数の棒から成り立っている打楽器」という意味。

ミステリアスアート
英語で"Mysterious Art"で、意味的には「神秘的な芸術品」、「不可解な芸術品」といった感じ。
本馬の競りを終えた金子オーナーが、「あまりの美しさに、まるで芸術品の競りに参加しているようだった。」とコメントされていたということからも、この馬の神秘的な存在を示した馬名だと言えよう。また、セレクトセールの高馬ではあるが、競走馬は走らせてみるまでは能力が分からないという点において、後者のように「不可解な芸術品」と訳すことも可能であろう。
尚、本馬の額にはハテナマーク状の流星があり、そのハテナマーク状の流星という特徴からミステリアスを連想してミステリアスアートに結んだとも考えられる。

ミステリーゲスト
英語で"Mystery Guest"で、直訳すれば「謎の来訪者」といった感じ。
ただし、このミステリーゲストという言葉は、「誰が来るのか分からない(正体不明の)秘密のゲスト」を表現するような場合に専ら使われるようである。
競走馬はレースを走るまでどういった存在であるか分からない、ある意味ミステリーゲスト的な存在と言え、本馬の名前は、競走馬そのものの真理を端的に示した名前とも言えそうである。
母ロージーミストのミストの語音・語感からミステリーが連想され、本馬の名前に繋がったように思われる。

ミスパスカリ
"Miss Pascali"。パスカリは白色のバラで、勿論本馬の芦毛の馬体に由来しての命名であろう。
父Mr. Greeleyの"Mr."を受けて、"miss"を付したものと思われ、意味としては、そのまま「ミス・パスカリ(白バラ)」ということであろう。
尚、パスカリという言葉自体が「復活祭」を意味する言葉であり、その名にパスカリを持つ本馬には、半兄クロフネの"復活"を思わせる大活躍が期待される。

ミダースタッチ
英語で"Midas Touch"。
"Midas"はギリシア神話の登場人物で、手に触れた物全てを黄金に変える力を持つとされる王様。
転じて"Midas touch"は熟語として「錬金術の才能」を意味する言葉。勿論本馬の父Seeking the Goldからの連想での命名であろう。
出走する全てのレースをまばゆく輝かせてしまうような、インパクト溢れる活躍をイメージさせる命名となっている。

ミラノフレイバー
英語で"Milano Flavor"で、直訳すると「ミラノの趣」といった意味。
母イタリアンモダンからミラノが、母の母の父ノーザンテーストのテースト(この場合の意味的には「様式」といった感じか)からフレイバーが連想される。母の父トニービンの代から続くイタリアの香り漂う血統馬。

ミロンガ
スペイン語で"Milonga"。ミロンガとは、アルゼンチン・タンゴの音楽や節、また、その社交場を表す言葉であるという。
アナグラムで、この"milonga"という単語のスペルを分解して組み立てると、"Aim long."と出来る。怪我で大成を阻まれた兄姉を見るにつけ、ミロンガという単語の中に、本馬が末永く競走生活を送れるよう祈る気持ちが込められていると見れよう。

ムチャチャボニータ
スペイン語で"Muchacha Bonita"。"muchacha"は「子供」や「少女」、"bonita"は「綺麗な」、「可愛い」という意味。
つまり、ムチャチャボニータとは「かわいらしいお嬢さん」といった感じの意味。

ムーチョグスト
スペイン語で"Mucho Gusto "。"mucho"は「沢山の」、"gusto"は「喜び」という意味。
スペイン語で「あなたに会えて嬉しい」という意味を持つ決まり文句。金子オーナーはこの馬に会えたことに相当な喜びを覚えたのであろう。
英語で言う"nice to meet you"と同じような言葉だと思われる。

ムードインディゴ
英語で"Mood Indigo"。"mood"はそのまま「ムード」、"indigo"は「(染料の)藍」や「(植物の)インジゴ」を意味する単語で、インディゴなムードというと、藍色をイメージするどことなくしんみりとした物憂げなムードということであろうか。
母名Leap for Joyの"leap"は「跳ぶ」という意味を持つ単語であるが、それを同じく「跳ぶ」という意味を持つ"jump"に置き換えると、"Jump for Joy"というデューク・エリントンの有名タイトルと一致する。本馬の名前であるムードインディゴもデューク・エリントン作曲の有名ジャズ楽曲と同名であり、母名Leap for Joyから"Jump for Joy"が連想され、そこから同じくデューク・エリントン作曲の楽曲ムードインディゴが導かれて命名に至ったものと考えられる。

ムーンボー
英語で"Moonbow"で、月の光を受けて夜に見える虹をこう呼ぶ。日中に見える虹である"rainbow"とは対比的。
ハワイ・マウイ島にムーンボーの名所があり、ハワイではムーンボーを見られることは最高の祝福を意味するとのこと。とすれば、我々もこの馬を見られることが最高の祝福となるような、素晴らしい活躍を期待せずにはいられないものである。
尚、母カツラヘネシーの「桂(カツラ)」は、桂の木の他に、中国で月にあるといわれる想像上の樹木を意味し、転じて月そのものを意味するという言葉。勿論、母子は月繋がり。

ムーンライトタンゴ
英語で"Moonlight Tango"。「月の光の下で踊るタンゴ」といった感じの意味であろうか。
父はダンスインザダーク、母はサドーダンサーで、娘は「月の光の下でタンゴ」を踊っている。ノーザンダンサーを受けた4代母オドリコの代から続く生粋のダンス一家である。

メレンゲクイーン
英語で"Merengue Queen"。
メレンゲとは、ドミニカのダンス音楽のことで、本馬の名前は、そのダンスの女王と言った意味か。母はマンボステップ(=マンボダンスのステップ)で、母子はダンス繋がり。

モロキニドルフィン
"Molokini Dolphin"。
モロキニはハワイ・モロキニ島のことを指していると思われ、素直に訳せば「モロキニ島のイルカ」といった意味になろうか。
モロキニ島は、ワイレアの沖に浮かぶ三日月状の無人島で、海水は透明度が高く、波も穏やかでダイバーにも人気のポイント。母はHawaiian Honeymoonで、母子はハワイ繋がり。

モンローブロンド
英語で"Monroe Blond"。
そのまま訳せば「モンローのブロンド(=金髪)」であるが、これは青毛という毛色にも関わらずメッシュヘアーのように輝く本馬の尻尾の毛色の美しさを、マリリン・モンローの美しいブロンドヘアーに例えたものであろう。