- 金子オーナー・金子HD所有各馬の名前の由来を独自解釈 -

馬名頭文字ハ行(69頭)

ハイエストステージ
英語で"Highest Stage"。
"stage"を「舞台」という意味で捉えれば「最高峰の舞台」、「段階」という意味で捉えれば「最高潮」といった感じに訳せようか。
父タニノギムレットの牝馬というと本馬の登録年07年度の日本ダービー馬ウオッカが思い浮かび、まさに後者の意味の「最高潮」のタイミングでの登場。もちろん、目指すは前者の「最高峰の舞台」という意味でのハイエストステージである。

パイナップルスノー
英語で"Pineapple Snow"。
本馬の芦毛という毛色を雪に見立てつつ、ハワイの同名チョコレートに一致させた命名となったものと考えられる。

バイロン
"Byron"と言えば、イギリスのロマン主義詩人ジョージ・ゴードン・バイロン卿のことであろう。
彼が残した名言に、世に名高い「事実は小説より奇なり」というフレーズがある。本馬は父カーネギー・母リュドゥパームと血統的には大活躍を望むのは厳しいかもしれないが、「事実は小説より奇なり」を体現するような血統を超えた快進撃を期待したいものである。
尚、彼の主な著作に、『チャイルド・ハロルドの遍歴』や『ドン・ジュアン』があり、また彼はトルコに対するギリシア独立戦争に義勇兵として参加したことでも知られている。

パズルプレゼント
英語で"Puzzle Present"で、強引に「当惑させるようなプレゼント」と訳すことも出来るが、この場合は雑誌などにあるパズルアンドプレゼントコーナーのパズルプレゼントの部分を抜き取ったものと考えることも出来る。

パソリブレ
スペイン語で"Paso Libre"で、意味は「通行自由(自由な通行権)」。
命令形の慣用表現として用いれば、この言葉は「どいたどいた!」といった意味にも解せるということで、本馬の父サクラバクシンオー譲りの圧倒的なスピード感を連想させる馬名とも言える。
尚、本馬の名前をフラメンコ用語から由来するものと考えれば、意味は「自由な振り付け」、「自由なステップ」といった感じ。
ちなみに、この"paso"には、馬術用語の「常歩」という意味もある。

ハツラツ
ハツラツ、漢字で書くと「溌剌」となり、辞書によると「きびきびとして元気のよいさま」、「生き生きとしているさま」といった意味。
怪我をせず、その競走馬生活を末永くハツラツと送ってもらいたいものである。
尚、ハツラツという名前はオグリキャップの幼名として知られ、本馬の名前は、あの芦毛の怪物を意識させる命名となっている。

パティオパーティー
"Patio Party"。"patio"はスペイン語で「中庭」や「平土間」を意味する言葉で、そのまま訳せば意味は「中庭パーティ」といった感じ。
母はブルックリンハイツで、ハイツは「共同住宅」のこと。とすれば、本馬の馬名は母名を受けてのものと考えられ、同じくそこに住んでいる住人とワイワイ楽しみながらパーティをしているイメージの浮かぶ馬名と言えよう。

ハナハイウェイ
"Hana Highway"。
ハナはハワイ・マウイ島東部の地名で、ハナハイウェイは東部海岸沿いを走るハイウェイ。
母My Wild Roseの"rose"=「バラ」→花=ハナ→地名のハナと連想を繋いでの命名であろうか。
ピイラニハイウェイと同じくハイウェイコンビの1頭で、"highway"は「主要道路」といった文字通りの意味の他に「王道」といった意味もあることから、この2頭がどういった「王道」を歩むのか、期待が高まるところである。

バビエカ
"Babieca"。バビエカというこの馬の名前は、中世ヨーロッパの騎士道叙事詩『エル・シードの歌』作中で、主人公の英雄エル・シードが騎乗する名馬バビエカに由来しているものと思われる。
尚、この『エル・シードの歌』は、スペイン文学最古の武勲詩とも言われている。

ハルディネラ
"Jardinera"で、これはスペイン語で「(女性の)庭師」だったり、「植木鉢」等を意味する言葉。
母はシャダイハマナスで、勿論このハマナス(花)という母名から連想されての命名であろう。

バルバロ
"Barbaro"。
バルバロという単語には、スペイン語の名詞で「異民族」、「野蛮人」といった意味の他に、形容詞で「とてつもない」、「凄い」という意味もあり、本馬の場合の意味は後者に採りたい。
ブラックホークの初年度産駒として、是非「とてつもない」才能を見せつけてもらいたいものである。

ハレアカラミスト
"Haleakala Mist"。
"haleakala"は、ハワイ語で「家」を意味する"hale"と"a"、"ka"、「太陽」を意味する"la"からなる「太陽の家」という意味を持つ言葉で、ハレアカラ山としても知られる高さ3055mの休火山。"mist"は「霧」とか「かすみ」という意味。
つまり、「ハレアカラ山の霧」、転じて「かすみがかったハレアカラ山」といった意味であろうか。

バンドレラ
スペイン語で"Bandolera"で、意味は「女性の山賊一味」や「ショルダー・ストラップ」。
同名のファッション・ブランドも存在する。

ハンモックナップ
英語で"Hammock Nap"と解すれば、「ハンモックでうたた寝」といったような意味であろうか。
別の意味に解して「ナップサックに入るような携帯用のハンモック」と解することも出来る。
ちなみに、この"nap"という言葉には「勝ち馬予想をする」なんていう意味もある。

ハードクリティック
英語で"Hard Critic"。"mild critic"(=甘い評論)と対照の意味を持つとすれば、意味は「辛口の評論」となる。
この馬の能力の高さを見越し、敢えてこの馬に対しては辛口の評価をしようという気持ちの表れであろうか。

ハードトゥセイ
英語で"Hard to Say"で、意味としては「言いにくい」だったり「表現しにくい」といった感じになろうか。
"hard to say"のつく有名な楽曲と言えばシカゴの"Hard to say I'm sorry"(邦題『素直になれなくて』)があるが、本馬の名前の"hard to say"の後につくのはどんな言葉であろうか。想像力を掻き立てられるところである。

ハートフルボイス
英語で"Heartful Voice"で、「心のこもった表現、心からの声」と訳せる。
兄にボイスオブリーズンがおり、兄妹は「ボイス」繋がりとなっている。
ちなみに、ジャズアルバム等にも同名のものがある。

ハーフムーンベイ
英語で"Half Moon Bay"。素直に訳すと「半月状の入り江」という意味に採れる。
ハーフムーンベイは地名にもあり、そちらは穏やかな空気漂うリゾート地。ハーフムーンベイ・アート&パンプキン・フェステバルも有名。
また、ハーフムーンベイという名前の響きの美しさから様々なリゾート・ホテル、ゴルフ場の名前の由来にもなっている。

パールティア
英語で"Pearl Tear"。直訳すると「真珠のような涙」となる。"pearl"は6月の誕生石でもある。
同名のアクセサリーも存在する。

ピイラニハイウェイ
"Piilani Highway"。
ピイラニハイウェイはハワイ・マウイ島中部キヘイ〜ワイレアの海岸沿い、及び中東部の南部海岸沿いを走るハイウェイ。
その気候からも、母Tropical Blossomの名前通り、熱帯の花々咲き誇るハイウェイが連想される。
ハナハイウェイと同じくハイウェイコンビの1頭で、"highway"は「主要道路」といった文字通りの意味の他に「王道」といった意味もあることから、この2頭がどういった「王道」を歩むのか、期待が高まるところである。

ピカレスクコート
英語で"Picaresque Coat"。
ピカレスクには「悪漢の」、コートには文字通りの「コート」の他に、「外皮」といった意味があり、直訳すれば、ピカレスクコートは、「悪漢のコート」や「悪漢の外面」といった感じになろうか。
ちなみに、"Picaresque Coat"を"Picaresque Coat of Arms"の略であると考えれば、意味的には「悪漢の紋章」といった感じ。母系は小岩井牝系フラストレート系の出身で、本馬は、その血筋に日本競馬縁の紋章を刻む一族の末裔。そこに父ジェイドロバリー(=ヒスイ泥棒)からピカレスクが連想され、複次的に本馬の名前に繋がっているものと考えることも出来る。
アナグラムで、"Picaresque Coat"の綴りを一文字ずつ分解して並び替えると、"C's a race to equip."という文章を作ることが出来る。文中の"C"を"Classic"の頭文字と読み、これを訳せば「備えるべきレースはクラシックである(クラシックは備えるべきレースである)」と出来る。
つまり、"Picaresque Coat"は、潜在的にクラシックの重みを知った馬名であり、その潜在性からしてクラシックへの意気込みは万全と言える。

ピタゴラス
"Pythagoras"。「3平方(ピタゴラス)の定理」で有名な古代ギリシャ時代の数学者ピタゴラスより。
2001年欧州競馬界を席巻したガリレオとは学者名繋がり。つまりはガリレオのような存在となって欲しいという期待が窺える名前である。

ヒットザスポット
英語で"Hit the Spot"。
そのまま訳して考えれば、意味は「的に当てる」と言った感じになるが、この言葉は慣用的な表現でもあり、その場合の意味は「望みや必要を満たす」といった感じになる。つまり、オーナーの、自分を満足させるような成績を残して欲しい、という意図が窺える名前となっている。

ヒドゥンヴァレイ
英語で"Hidden Valley"。西ネパールに存在する"Hidden Valley"に由来する馬名であろう。
このヒドゥンヴァレイは、世界で初めて8000m峰登頂に成功したエルゾークが、カリガンダキの探索中に偶然地図に載っていない渓谷に迷い込んでしまった経緯から、「(地図にない)隠された渓谷」という意味で名付けられた渓谷だと言う。

ヒポクラテス
"Hippokrates"。ヒポクラテスは、古代ギリシアで最も高名な医学者とされる人物。医学が1つの学問分野として確立されたのは彼の功績と言われ、「医学の父」とも言われる。医学者としての心得を示した「ヒポクラテスの誓い」は有名。
本馬の母グリークシアターのグリークは「ギリシア」を意味する"Greece"の形容詞形で、母子はギリシア繋がり。
ちなみに、キアゲハの学術名を"Papilio machaon hippokrates"。

ピンクカメオ
英語で"Pink Cameo"。"pink"は文字通り「ピンク」、"cameo"は「カメオ(横顔の細工を施した装身具)」を意味する単語で、訳せばそのまま「ピンクのカメオ(細工)」。"cameo"には文字通りの意味の他に、「名場面」といった意味もあり、本馬が競走馬としてどういった「名場面」を築いていってくれるかにも注目が集まるところである。母はシルバーレーンで、半兄はブラックホーク。勿論ここから色繋がりの命名となったのであろう。
また、本馬のピンクカメオという名前の略称ピンカメは、誕生年度の04年の日本ダービー馬キングカメハメハの略称ことキンカメと韻を踏む形で、2頭の名前は不思議な符合を見せている。
尚、芍薬の花に同名のものがあり、芍薬で思い出されるのは『立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花』の慣用句。
この慣用句は美人を形容する表現で、とすれば、いかにも本馬の美しさが連想される。

ピンクガーター
英語で"Pink Garter"。
半兄にブラックタキシード、ブラックジーンズが存在することから、こちらの馬名も服飾繋がりで、結婚式のウェディングドレスに着装するピンクのガーターというように考えることも出来るが、ジンをベースにしたカクテルに同名のものがあり、それに因んだ馬名とも考えられる。
ちなみに、2002年の牡馬クラシック戦線の中心となったタニノギムレットのギムレットも同じくジンをベースにしたカクテルである。

ピンクプルメリア
英語で"Pink Plumeria"。
プルメリアとは花の名前で、学術名を"Plumeria rubra L. f. acutifolia(Poir)woodson"。この名前は発見者であるフランスの宣教師であり、植物学者でもあったC.プリュミエの名前に因んで名付けられたという。
本馬の名前となるピンクプルメリアは、勿論そのプルメリアの1種で、額面通りピンクのプルメリア。

ビーオブザバン
英語で"B of the Bang"。"bang"は「衝撃音」や「爆音」の他に、「精力」や「瞬発力」といった意味を持つ言葉。
同名にイギリス最大の彫刻物と言われる"B of the Bang"が存在し、本馬の名前は、これに由来するものと思われる。マンチェスターの新しいランドマークとも言えるこの作品は、バルセロナ・オリンピック陸上100m走金メダリストのリンフォード・クリスティの"I'll be gone by the B of the Bang."(=「(レースのスタート時に鳴らされる号砲の)『"bang"の"b"』の音でスタートを決める(走り出す)」)という表現に因んで名付けられたものであるという。
共にイギリスでG1レースに勝利した父母に因んで、本馬もイギリス関連の馬名となっているものと思われる。
また、本馬の名前がリンフォード・クリスティの名文句に直接由来するものと考えれば、ゲートが開いた瞬間にロケットスタートを決めるといったイメージが浮かび、短距離で活躍した父母から爆発的なスピードを受け継いだことを予感させる期待感十分の馬名と言えそうである。

ビーチパトロール
英語で"Beach Patrol"で、意味はそのまま「ビーチパトロール(隊)」。
母父Storm Catからの連想と思われ、やはり「嵐」の時には特に入念なビーチパトロールが必要とされよう。

ビーポジティブ
英語で"Be Positive"で、意味的には「前向きに行こうよ!」といった感じであろうか。
岡部騎手の専売特許である"take it easy"と意味的には似た感じだと思われる。岡部騎手との似たもの(!?)コンビ結成なるか、注目が集まるところである。

ファーストアルバム
英語で"First Album"で、意味はそのまま「ファーストアルバム(作品集)」であろう。
馬主名義が金子真人ホールディングス(株)に変更されてから最初の2歳世代に当たる本馬を筆頭とした当世代を象徴するような命名と言えよう。
尚、アナグラムで、本馬のスペルを分解して組み立てると、"Turf is balm."と出来、意味は「ターフ(競馬場)こそ心の慰め」といった感じ。ファーストアルバムという名前の中に、競馬に対する力強い意思が見て取れるものである。

フェザーケープ
英語で"Feather Cape"で、意味は「羽のマント(ケープ)」といった感じ。
ハワイでは、フェザーケープは権威の象徴として高級酋長が身につけたものとして知られ、王族のフェザーケープも有名。本馬の名前もこちらに由来したものと考えられる。
母エプソムティアラのティアラから装飾品が導かれ、そこに父キングヘイローのキングが加わることによって、王の装飾品、つまりフェザーケープが連想されたのであろう。

ブライテストページ
英語で"Brightest Page"。"page"という単語には「ページ」という文字通りの意味の他に「歴史的な事件」や「ボーイ、給仕」といった意味がある。
この場合の「ページ」の意味は後者ととり、本馬の意味を「(歴史上)最も輝かしい事件(出来事)」と理解したい。

ブライトロジック
英語で"Bright Logic"で、意味は「素晴らしい理論」や「輝くべき術」といった感じに捉えられよう。
本馬が生まれた04年の日本ダービーを極めた「輝くべき術」は、『セレクトセールの持ち込み馬・松田国厩舎』という、まさに本馬と同じロジックで、本馬の名前はその「輝くべき術」を強烈に意識させる命名と言えよう。
勿論父がケンタッキーダービー馬で、母がカナダの2歳牝馬チャンピオンという血統面からも、自ずと競走馬としての「輝くべき術」が備わっていることが予感される。

ブラックシェル
英語で"Black Shell"で、意味は「黒い貝殻」といった感じ。
父クロフネの黒から"black"、そして母オイスターチケットも勿論であるが、全姉シェルズレイから"shell"が導き出されての命名であろう。

ブラックジーンズ
英語で"Black Jeans"で、兄ブラックタキシード("Black Tuxedo")に由来する名前だと言える。
意味は額面通り「黒のジーンズ」。

ブラックタイド
英語で"Black Tide"で、直訳すると「黒い流れ」。
この言葉は、「重油の流出」のようなケースでよく使われるフレーズで、重油が海面にジワジワと拡がり、一面を漆黒に塗り上げる様子を示したものと言えよう。
また、ブラックタイドというこの言葉を別の角度から捉えてみると、本馬の父サンデーサイレンスが日本競馬界を自身の毛色である漆黒に染め上げ、席巻した様子を表現したものと考えてもピッタリで、本馬もその一員として今は亡き父サンデーサイレンスの威厳を更に世に知らしめるような大活躍を期待したいものである。
尚、英語で"blue tide"と言えば「青潮」のことであり、同様に考えて"black tide"とは「黒潮」、つまり日本海流のことを指しているものと理解することも出来る。

ブラックタキシード
英語で"Black Tuxedo"。意味は「黒の礼服」。
この馬の青毛という漆黒の毛色と優雅な雰囲気を的確に示した馬名だと言える。また、イギリス英語では"tuxedo"のことを"dinner jacket"という。
ちなみに、熱帯魚のグッピーにも『ブラックタキシード』という種類のものが存在する。

ブラックパンサー
英語で"Black Panther"で、そのまま訳せば意味は「黒ヒョウ」。
勿論本馬の黒鹿毛という毛色から連想されての命名であろう。
尚、"panther"には、文語で「英雄」という意味もあり、これはディープインパクトの異名としても有名。とすると、やはり叔父である7冠馬の存在を意識した命名とも考えられる。

ブラックプラネット
英語で"Black Planet"で、意味は「黒い惑星」。
母Faculaは英語で「惑星の輝点」等を意味する単語で、ここから馬名後半のプラネットが連想され、それに父ブラックホークのブラック、及び本馬の黒鹿毛という毛色が組み合わさって命名されたのが本馬の名前と言えよう。父母それぞれに由来するネーミング。

ブラックホーク
英語で"Black Hawk"で、「黒い鷹」という意味。
この名前は、本馬の毛色の黒鹿毛と母の父のSilver Hawk(=銀の鷹)との掛け合わせから来ていると考えられるが、同名の軍用機『ブラックホーク』に由来している名前とも考えられよう。その場合の根拠は、母Silver Laneの"lane"には「車線」や「レーン」といった文字通りの意味の他に、「航空路」という意味もあり、そこから軍用機の存在も導き出せる点による。

ブラボーシャワー
英語で"Bravo Shower"。意味は「シャワーのごとく次々と降り注ぐ喝采」といった感じ。勿論母ブルーブラボーの名前を受けての命名であろう。
本馬の名前には、ファンから拍手・喝采を受けるような素晴らしい競走馬になってもらいたいというオーナーの親心が感じられる。

フラークハッピー
英語で"Flak Happy"。
"flak"は「対空砲火」や「非難」といった意味を持つ言葉で、"happy"には文字通り「ハッピー」という意味の他に「〜したがる」という意味があることから、"flak happy"は敢えて訳せば「非難したがり」とか「反対したがり」といった感じに捉えられようか。
ちなみに、"flak jacket"といえば、「防弾チョッキ」のこと。

ブリッコーネ
イタリア語で"Briccone"で、「いたずら坊主」とか「小悪党」といった意味。本馬のワンパクな気性を示した名前であろうか?
母サイレントプレアーを訳すと「静かなる祈祷曲」といった感じで、母と息子とはその名の性格に対照的な違いが見られる。祖母もGentle Spirit(=優しい人(気質))で、母、母の母と静かな系統の一族にある中で、本馬がいたずら坊主に育ってしまったのは、やはり母父サンデーサイレンスの遺伝であろうか。

プリティアンブレラ
英語で"Pretty Umbrella"で、そのまま訳せば意味は「可愛らしい傘」。
母父Storm Catの"storm"は「嵐」を意味し、嵐の日には傘は欠かせない。世界的名種牡馬として名を馳せる母父の「嵐」にも耐えられる強力なパワーを本馬の「傘」には期待したいものである。

プリンセスマンボ
英語で"Princess Mambo"。
直訳すると、「マンボダンスのプリンセス」といった感じで、これは父Kingmamboの名前を完全に踏まえたものと思われる。父がマンボダンスの王様なら当然その娘は皇女(=プリンセス)になるハズだからである。

ブルックリンボーイ
英語で"Brooklyn Boy"。
アメリカ・ニューヨークに存在するブルックリン地区に住む少年といった感じの意味であろうか。勿論母ケイワンアメリカを受けての命名であろう。
ブルックリンといえば、マンハッタン島との掛け橋であるブルックリン・ブリッジ、ブルックリン美術館が有名。同時テロの被害にあった世界貿易センタービルなども近い。
また、別の解釈として、本馬の名前を「ブルックリンさんちの息子」と解することも出来る。サッカー・イングランド代表のデヴィッド・ベッカムの第一子の名前もブルックリン。

ブルーイレヴン
英語で"Blue Eleven"。
父サッカーボーイの名前を受け、2002年日韓共催のワールドカップを盛り上げた「青きイレヴン」日本代表のことを表した馬名だと思われる。馬名登録時の2002年、そして父サッカーボーイということをフルに活かした素晴らしい名前。

ブルーブラック
英語で"Blue Black"で、意味は「濃青色」のこと。
勿論父ブラックホークと母ディアマンブルーから一部ずつ取っての命名ということになろう。

ブルーホリゾン
フランス語で"Bleu Horizon"で、意味は「青い水(地)平線」。
母ディアマンブルー(=フランス語で「青いダイヤモンド」)からフランス語での命名とブルーの名を受け継ぎ、父クロフネから大海原の彼方に見える水平線が連想されて、本馬の命名に至ったものと考えられよう。父母それぞれに由来する名前。
ちなみに、"bleu horizon"というと、ホライゾンブルーという淡い青緑色のことも指すことから、父クロフネ、母ディアマンブルー、半姉ブルーブラック(濃青色)と、父母姉がそれぞれ色に関する名前を持つことに倣って、本馬も同じく色に関する命名としてブルーホリゾン(ホライゾンブルー)と名付けられた、という解釈も出来る。

ブルーラグーン
英語で"Blue Lagoon"。"lagoon"は「潟(潟湖)」のことで、勿論母マミーブルーのブルーから連想された馬名であろう。
本馬の所属する角居厩舎の先輩にはブルーイレヴンもおり、同じくブルーの名を持つ者として、偉大な先輩に続く活躍が期待される。
ちなみに、ブルーラグーンと言えば、マルタ共和国・コミノ島のブルーラグーンが有名で、ブルーラグーンという名前の美しさから、南国リゾート関連でも数多く名付けられている。また、ウォッカをベースにしたカクテルにも同名のものが存在する。

ブロードアピール
英語で"Broad Appeal"。意味は「幅広い魅力」とか「明るい魅力」といった感じである。つまり、「魅力タップリ」ということであろう。
"appeal"には「上告・控訴、懇願」等の意味もあるが、母Valid Allureの"allure"は英語で「魅力」という意味であり、母のアリュールをアピールに置き換えたものと考えれば、本馬の場合には"appeal"=「魅力」と解するのが妥当であろう。父はBroad Brushであり、本馬の名前は父母から受け継いだものと考えられる。
類稀なる豪脚でいつまでもファンを魅了しつづける本馬は、オーナーから授かった名前の具現とも言える。

ベアート
イタリア語で"Beato"で、意味は「幸せな」とか「至福の人」といった感じ。
母はTo the Altarで、訳せば「(教会の)祭壇へ」と言った意味。3代母Runaway Bride(=走り去る花嫁)から母父Blushing Groom(=赤面する新郎)へと繋がる結婚式をイメージされる馬名は、ついに母の代に教会の祭壇まで辿り着いた。まさにこの時、ここにいるカップルは「至福の人」である。
3代母から続く結婚式路線の馬名を踏襲する秀逸なネーミング。

ヘイミスルル
"Hey miss Lulu"。母はHey Baba Luluで、"baba"はスペイン語で「よだれ」や「汚れ」といった意味を持つ言葉。
一方娘はミスの称号を与えられる程に美しい存在で、母名とのイメージの対比の窺える馬名と言える。
尚、母馬のHey Baba Lulu=「ヘイ、・ルル」と解すれば、娘のHey miss Lulu=「ヘイ、ミス・ルル」といった意味の対比も見て取れ、いかにもユーモアセンス光る秀逸なネーミング。
ちなみに、母仔共に共通する馬名内の"lulu"は、スペイン語で「愛玩犬」といった意味を持つ言葉。

ベラジョルナータ
イタリア語で"Bella Giornata"で、「素晴らしい日」といった意味。英語にすると"wonderful day(s)"といった感じ。
現役時代はレースに出走することすら叶わなかったが、繁殖牝馬としてベラジョルナータが金子オーナーに「素晴らしい日」をもたらしてくれる日を心待ちにしたい。

ベラージオ
イタリア語で"Bellagio"。
「ベラージオ」で思い浮かぶものと言えば、ラスベガスに存在する超有名高級ホテル『ベラージオ』。このホテルの総工費は十数億ドルとも言われており、「世界で最も金がかかっているホテル」とも言われている。
本馬の名前は、母ラスティックベル("Rustic Belle")の"belle"を受けての命名と考えられ、母が英語で「質素な美人」といった意味であるのに対し、こちらは超高級ホテルに由来する名前。母子での名前の対比が窺える。

ベルフルール
フランス語で"Belle Fleur"で、そのまま訳せば「美しい花」といった意味。ただし、"fleur"には「花」という意味の他に「外見」という意味もあることから、「美しい外見」という意味にとることも可能。いずれの意味にせよ本馬の牝馬らしい美しさを端的に示した馬名と言える。
尚、父サンデーサイレンスの母の母はMountain Flowerであり、これを意識した名前とも思える。

ボイスオブリーズン
英語で"Voice of Reason"。直訳すれば「道理(=物事がそうあるべき筋道)の声」となる。つまり、人々に道理を諭すような声のことか。
尚、同名に、ハーレム・スキャーラムというバンドのCDアルバムのタイトル曲が存在する。

ホオキパウェーブ
"Hookipa Wave"。
ハワイ語で「歓待」を意味するホオキパは、ハワイ・マウイ島に存在する荒波漂う危険なサーフポイントとして知られ、本馬の名前は、そのホオキパを漂う大波をイメージさせる名前となっている。勿論母プラチナウェーブのウェーブ(=波)からの連想と思われる。

ホクレレ
ハワイ語で"Hokulele"で、意味は「流星」。
母マチカネレダのレダは、ギリシア神話の登場人物で、星座にも馴染み深く、白鳥座のモチーフはゼウスが白鳥に化けてレダの元に飛んで行った姿と言われ、同じく双子座のモデルは、この二人の間に生まれた2つの卵の中の男の双子カストルとポルックスの姿とされる。とすれば、勿論母子は星繋がり。

ホッテストチケット
英語で"Hottest Ticket"で、意味は「最も人気のあるチケット」といった感じになろうか。
半姉が重賞を勝利し、母系は遡ればディープインパクトと同族ということで、今最もファッショナブルな一族出身の1頭である本馬。母名はリザーブシートであるが、日本競馬界で今最も熱い一族を背景に持つこのシートを獲得するためのチケットは競争倍率も高く、まさにホッテストチケット。

ホットシークレット
英語で"Hot Secret"。
訳は非常に難しいものの、「(嘘がばれないような)上手な秘密」と解することも出来るし、「スリルに満ちた秘密」と解することも出来る。
ちなみに、"secret"には「神秘」とか「奇跡」といった訳語も存在する。

ポップコーンジャズ
英語で"Popcorn Jazz"。
ジャズをジャズダンスとして捉えた場合、父子の名前はダンスで繋がれていることになる。
一方、ジャズを音楽として捉えた場合、ジャズ楽曲『ルビー・マイディア』が既に金子HD所有馬の名前にもなっていることから、本馬のポップコーンジャズという名前もジャズ音楽関連の馬名として金子HD所有馬にとって縁の深いものと言える。

ホブノブ
英語で"Hobnob"で、意味は名詞で「話し友達」であったり、動詞で「酒を酌み交わす」といった感じ。
後者の意味で捉えると、母名Joy of Flightの"joy"(=喜び)を受けての命名とも考えられる。盛り上がったホブノブは喜びの一時のハズだからである。

ボレット
イタリア語で"Boretto"で、これは、水の都ヴェネツィアをさすらう定期船のこと。
尚、スペル違いの同音語に"boleto"が存在し、こちらの意味はスペイン語で「(宝くじなどの)券」や「馬券」。

ホワイトタンバリン
英語で"White Tambourine"。
直訳すると「白いタンバリン」と訳せるが、額面通り白ぶちのタンバリンのことだと思われる。本馬の芦毛という毛色からの命名であろう。

ホワイトベッセル
英語で"White Vessel"で、意味は「白い大型船」。
父クロフネからは"vessel"(=大型船)を、母シラユキヒメからは"white"(=白)を授かった父母それぞれに由来する名前。半兄シロクンの可愛らしさ溢れる名前とは対照的な、いかにも重厚感漂う名前と言えよう。

ボーンキング
英語で"Born King"で、「生まれながらの王」という意味。
他馬を威圧する本馬の出で立ちは、正に生まれながらにして王者であったという風格を醸し出している。